2025/07/28 21:00
「イメージ」や「印象」というものを、意図的に変えようというのはとても難しいものです。
「〇〇さんは明るくて元気な人」だというイメージは、よほど大きな出来事がないと変わりにくいと思います。
それもそのはずで人間の脳は、その人に対する「第一印象」というものを、わずか「3秒」で決めていると言われています。関係性を深めていく上で第一印象からガラッと変わることは、往々にしてあり得ることではありますが、第一印象がよくないと関係性を深めること自体が難しくなることもあります。
ではそんな第一印象を含めた「印象」とは、一体どのような要素によって決まるのでしょうか。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは話し手のどのような情報が、聞き手の「印象」に影響するかといった実験を行い、下記3つの情報が判断材料になっていると提唱しました。
①視覚情報(相手の見た目・しぐさ・表情・視線など)
②聴覚情報(相手の声の質や大きさ・話す速さ・口調など)
③言語情報(相手の話す言葉そのものの意味・会話の内容など)
このうち③の言語情報が占める割合は、なんと「7%」しかないとされており、残りの①及び②の「非言語情報」が「93%」ということになります。
つまりは「私はあなたが好きだ!」という言葉自体よりも、その言葉を話している際の表情やしぐさ、声のトーンや大きさなどの方が、圧倒的に相手に与える印象として大きいということになります。
竹内一郎さんの著書に「人は見た目が9割」があり、ベストセラーになったことからタイトルを耳にした方は多いかと思います。この中で書かれているのは「人は中身よりも外見が大事」ということではなく、メラビアンの提唱した理論を用いて「非言語情報」が93%、つまりおよそ9割であることからこんなタイトルになっています。
このようにほんのわずかな時間で第一印象は決まってしまうので、「非言語情報」である見た目や声のトーンなどについては、特に初対面の方とお会いする際には、普段よりも少しこういったことを意識してみるといいかもしれませんね。
このように形成される印象やイメージを変えるのは大変で、もしもそれを変えようと思うならば時間や行動が必要になります。
これはなにも人間に限ったことではなく、企業やキャラクターなどについても同様だと思われます。
例えば人気アニメ「クレヨンしんちゃん」は、放映開始当時は言葉遣いなどが教育上よくないという観点から、子どもがマネしてはいけないので見せないという家庭もありました。
現代の「クレヨンしんちゃん」に対するイメージと言えば、ほがらかで仲の良い理想とする家族の形の一つだったり、子どもからご両親まで幅広い世代で楽しめる感動的な映画が多かったり、大きくイメージが変わった作品の一つだと感じています。
企業で言えば「ワークマン」は近年で大きく印象が変わりました。かつては作業服やアウトドア用品のイメージが強く、個人的にもなかなか足の遠い存在ではありました。
現在では「ワークマン女子」の出店も増え作業着の持つ機能性も保持しつつも、普段の生活でも着れるようなファッション性を併せ持った、とても身近なな存在にイメージが変わりました。
こちらはワークマンのTシャツですが、さっぱりとしたデザインに加え、冷感が持続するという機能性に加え、価格も580円ととてもお求めやすくなっております。
このようなワークマンTシャツなどを、さまざまご紹介したいと思ったのですが、「印象」のパートで文字数を割きすぎました…
文字数が足りなくなってしまったので、続きはまた次回の記事にて。
《筆者紹介》
名前:Null
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《参考文献》
・ひとは見た目が9割?この真相を「メラビアンの法則」で紐解きます/cmkPLUS
https://plus.cmknet.co.jp/appearancescountfor90/
・ワークマン「職人」から「皆さま」への転換後の誤算/東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/706274
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