2025/07/24 21:00
私たちの生活の中に「お笑い」という文化が定着したのは、歴史的に見るとそんなに昔のことではありません。
もちろん能や狂言といったお笑いの礎となったものは、もっと古くから存在しますが、テレビやニュースなどのメディアのなかで、「お笑い芸人」の方々の存在を見ない日はないというまで、身近で親しみやすい存在になったのは最近のことだと思います。
このような「お笑い」という文化が発展し現在のような形になるまでに、大きく寄与したと言えるのが「テレビ」の存在であると感じます。
1960年代に一般家庭にテレビが普及しだすようになると、「シャボン玉ホリデー」「夢であいましょう」などの番組がスタートし、クレイジーキャッツが国民的なスターとして認知されるなど、バラエティ番組が娯楽として定着するきっかけになりました。
上記の番組には青島幸雄さんや渥美清さんも出演されていましたが、現代的な認識だと都知事や俳優さんという印象が強くて、なかなかバラエティというイメージは湧きにくいかもしれませんね。
1969年になるとTBSでザ・ドリフターズの、「8時だョ!全員集合」がスタートし、最高視聴率50.5%という数字を叩きだすほど、幅広い層から支持される国民的人気番組として、1985年までの16年間・全803回にわたって放送されました。
これに対抗しようと1981年にはフジテレビ系列から、「オレたちひょうきん族」がスタートし、ビートたけしさんや明石家さんまさんなどが出演され、全員集合に並ぶほどの人気番組となりました。
全員集合とひょうきん族が放送されていた頃は、ビデオデッキが登場してはいたものの高級品で、一般家庭に普及していたとは言えませんでした。
その為にリアルタイムでどちらか一方を見るしかできず、次の日の学校の話題についていくには、どちらを見るかで立ち位置が変わったと聞くほどです。
現代であればTVerやFODなどで放送の見返しが出来ますし、「その時間にその放送を!」という意識はほとんどなくなりました。昔は「チャンネル権」なんてものもあり、家族が他の番組を見ていることによって、泣く泣くその放送を見逃すというパターンもあるあるでしたね。
このような歴史的背景から考えてみると、ザ・ドリフターズの存在や「8時だョ!全員集合」の影響力は、現代のお笑い人気を考える上で非常に重要だったと思います。
そんな国民的スターであるドリフターズの中でも、中心的な存在だったのはやはり「志村けん」さんではないでしょうか。
全員集合の終了以降も、天才!志村どうぶつ園や志村けんのバカ殿様など、さまざまな人気番組に出演されたこともあり、幅広い世代に周知されてた人気者でした。
じゃんけんをする際のお決まりフレーズである、「最初はグー」を日本において世間に定着させたのも、実は志村けんさんだったりします。
そんな東村山が産んだスーパースター、志村けんさんのコラボTシャツが、JOURNAL STANDARDより7/26に再販されます。
こちらの商品は1/19より販売が行われておりましたが、大人気で売り切れとなってしまっておりました。今回はそちらの再販という形になります。
志村けんさんのイメージと言えば、明るくてひょうきんなところかと思いますが、こちらは志村さんのかっこよさが全面に出ていて、こちらもまた魅力的に映りますね。店舗での再販売に先だって、オンラインでも予約販売がされておりましたが、こちらはすでに売り切れとなってしまっておりました。店舗での入手を検討される際にも、早めに売り切れてしまう可能性がありますので、入手されたい方はお早めにどうぞ。
今回は志村けんTシャツについてご紹介致しました。
志村けんさんは「千鳥」の大吾さんと親交が深く、よくお酒を呑みに行かれるという話をされておりました。大吾さんが色んなテレビ番組で、昨日志村さんと呑んだんだ…とお話される際に、キラキラした子どものような笑顔で話されていたのが今でも忘れられません。それだけお笑い界の中で尊敬される人物であり、親しまれていたのだなぁと思います。
個人的に志村さんの出演番組で、一番好きだったのが「6人の村人」という番組。名前に「村」が含まれるお笑い芸人の皆さんが旅をする、そんなシンプルな企画ですがものすごくほっこりして見れました。出演されていた岡村隆史さんが、「またやりましょうね!」としきりに仰っていましたが、もう叶わないと思うと胸がキュっとなる思いです。
志村さんというお笑い界の宝がこの世を去られたのは本当に残念ですが、「志村イズム」を継承された芸人さんたちが、これからも志村さんの笑いを伝え続けてくれることでしょう。
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《参考文献》
・日本お笑い史/Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84%E5%8F%B2
・志村けん×JOURNAL STANDARD コラボTシャツ/UP TO DATE https://uptodate.tokyo/ken-shimura-x-journal-standard/
・志村けん×JOURNAL STANDARD Tシャツ/BAYCREWS STORE
《筆者紹介》
名前:Null
自己紹介から日常生活まで、個人ブログにさまざま書いておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。