2025/07/20 21:00
前回は祇園祭についてのざっくりとしたご紹介と、その授与品にさまざまなものがあって、そこにTシャツがあるところまで書かせていただきました。
祇園祭がどういうものなのか、授与品とはなにか、その辺りについては前編の記事をご覧いただければ幸いです。
祇園祭の授与品として真っ先に思い浮かぶのは、やはり粽(ちまき)になるのかなと思います。(以下ひらがなで「ちまき」と標記します)
本来のちまきは米粉などで作ったお餅を、笹の葉で包んだ食べ物で、端午の節句に食べるそうなのですが、関東出身の筆者にはあまりピンときませんでした。
これは全国的に見ると端午の節句に、かしわ餅を食べる地域の方が多かったり、そもそもちまきの定義が違っていたりすることに起因するかもしれません。
西日本でいうちまきは細長い形状で中身は甘いお餅が多いですが、北・東日本では三角の形状で中身はもち米と一緒に味付き肉や、たけのこなどが入っている「中華ちまき」を指すことが多いようです。
このような食品としてではなく、祇園祭の授与品であるちまきは、どちらかと言えばお守りとしての性質を持つものです。
毎年祇園祭の際に八坂神社や会所にてちまきが販売され、京都ではこれを玄関先に一年間飾るという形で、厄除けをされている家庭が多くあります。
会所というのはそれぞれの山鉾を管理している山鉾町が、普段は相談やお囃子の練習などをする為に使われる場所ですが、宵山の時期になると「会所飾り」と呼ばれる、金細工の飾りや西陣織などが飾られたりします。単に授与品の購入場所という以上に観光場所としても、訪れる価値のある場所ではないかと思います。
とは言えそんな会所などがどこにあるのか、一々確認するのも大変だと思いますので、現地で楽しまれる方には「宵山ガイド」が便利です。
こちらにはお目当ての山鉾がどこにあるかが記載されている他、混雑マップやゴミ箱の場所なども載っているので、こちらを事前もダウンロードしておくと、宵山をより楽しむことができるかもしれませんね。下記に京都観光Naviさんのリンクを貼っておきましたので、そちらから入手していただくほか、鉄道駅や案内所などでも配布されます。
だいぶ逸れてしまいましたがようやく本題。
そんな授与品の中には前述のちまきや絵馬などの他、Tシャツや御朱印などがあったりするということで、今回はTシャツをご紹介したいと思います。
バックプリントの山鉾がめちゃくちゃかっこいいですね。祇園祭という感じがして、とても魅力的なデザインだと思います。こちらは白楽天山という山鉾町のもので、Tシャツ以外にも前述のちまきや、扇子やお守りなどもございます。
先ほどの「宵山マップ」をご覧いただければ、こちらの場所もわかりやすく記載されております。そう言えば書き忘れておりましたが、「宵山」は前半と後半に時期が分かれており、それぞれ時期や山鉾が異なります。
・前祭 7/14~7/16
・後祭 7/21~7/23
白楽天山で言えば前祭になるので、こちらを目当てにされる際はご注意ください。
またオンラインでもTシャツなどの授与品は入手が可能ですので、詳細はリンクの公式オンラインショップをご覧ください。
他にも蟷螂山や鈴鹿山などでもTシャツの授与品があります。下記のリンクにある京都デザインさんのサイトにて、各山鉾の紹介や授与品の一例などが記載されております。
こちらをご覧いただくことで、山鉾のデザインや歴史に加え授与品の種類などを知ることができ、推しの山鉾が見つかるかもしれませんので、参加される方はぜひご一読くださいませ。
《参考文献》
・粽(ちまき)とは/京都で遊ぼうhttps://www.kyotodeasobo.com/gion/chimaki/
・端午の節句の「ちまき」包まれた中身が東西で違う!/ウェザーニュースhttps://weathernews.jp/s/topics/201804/270085/
・端午の節句に食べるものは?/ウェザーニュースhttps://weathernews.jp/s/topics/202304/270235/
・【祇園祭】宵山を満喫しよう!/京都観光Navihttps://weathernews.jp/s/topics/202304/270235/
・厄除けちまき販売/白楽天山【公式】オンラインショップhttps://hakurakutenyama.stores.jp/
・祇園祭 2025/京都デザインhttps://kyoto-design.jp/special/gionmatsuri/yamahoko
《筆者紹介》
名前:Null
自己紹介から日常生活まで、個人ブログにさまざま書いておりますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。