2025/04/03 11:53
音楽やファッションの世界においては、しばしば「リバイバルブーム」が起きています。
音楽で言えば最近はTikTokを中心に再流行することが多く、「め組のひと」や「Timing」など、フレーズが耳に残りやすく振り付けが印象的な曲が、マネもしやすいので再流行しやすいのかもしれません。
ファッションの世界においてははるか昔からそのようなことがあり、ロゴTシャツやスニーカーなどの分野においては、ビンテージ商品の人気が非常に高いです。
最近で言えばY2Kなんかはまさに2000年代に流行したものですし、1980年ごろに1950年ごろのファッションが流行したこともあったようなので、歴史的な観点からもリバイバルというものが繰り返されることが、ひとつの文化として普遍的に存在しているのかもしれません。
少し前までは「昭和レトロ」なんて言葉をよく耳にしましたが、現在では「平成レトロ」を耳にする機会が増えた気がします。あと30年くらい経ったころには「令和レトロ」になっているんですかね。
そんなリバイバルブームの中で、個人的に特に印象的なのが「マツケンサンバ」です。
マツケンサンバと言えばこの金ぴかのきらびやかな衣装に、独特のリズムや覚えやすい振り付けなど、2004年のリリースから今もなお愛される楽曲です。
実はこの楽曲は正式に言えば「マツケンサンバⅡ」であり、マツケンサンバⅠ自体は1992年ごろに作られていて、サンバ以外にもマンボやロックもあったりします。
このマツケンサンバが今幅広い世代を巻き込んで、発売当時に迫るくらいの再ブームを巻き起こしているのです。
今年の1月に松平健さんの芸能活動50周年を記念して、「ビバ!マツケン POP‐UP&CAFE」が開催され、その際の映像をテレビで見たのですが、往年の松平健さんファンから20代前半くらいの若い方々まで、幅広いファンの方々がイベントを楽しまれているのが印象的でした。
再ブームになったきっかけについては諸説ありますが、コロナ禍で松平健さんが公式YouTubeやTikTokを開設したことにより、再び注目が集まったとも言われています。
そんなマツケンサンバのTシャツやグッズなどが、3/19からしまむらオンラインにて販売されました。
ロンTの「Ole!」のデザインがとても好きです。Tシャツも右下のデザインかっこいいですね。
しかし残念なことに即時完売してしまったようで、現在ではしまむらオンラインには商品ページがございません。
もともと店舗販売もないので、入手が不可能となってしまっているのが現状です。
ただこれだけ人気があったということなので、受注生産での再販は大いに考えられると思います。いつになるかはわかりませんが、しまむらさんからアナウンスがあるかもしれません。
ということで今回は、マツケンサンバのような「リバイバルブーム」について書いてみました。
自分たちの世代で懐かしいと思うものが、若い人たちで目新しいものとして流行することは、なんとなく違和感を覚えるかもしれません。
しかし幅広い世代の方々が同じ話題で楽しむことができるので、家族での話題や地域交流の場においても、そういったテーマができるのはいいことですよね。
会社で若手の方と何を話していいかわからないときに、最近の流行りなんかを聞いてみたら、意外とリバイバルで共通の話題が産まれたりするかもしれませんよ。
《参考文献》
・【2025年】TikTokでZ世代にバズった昭和平成の名曲42選
https://www.kkbox.com/jp/ja/column/showbiz-0-1705-1.html
・ひと昔前のカルチャーが流行るのはなぜ?
・令和の謎!今なぜ「マツケンサンバ」が再ブームなの?
https://halmek.co.jp/favorite/c/hobby/10261
・マツケンサンバ/Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%90
・@niftyニュース/松平健さんインタビュー
https://news.nifty.com/article/item/neta/12377-3788263/
・ビバ!マツケン POP‐UP&CAFE
https://tree-village.jp/news/014319.html
・しまむらオンライン